LUXのカスタマーデータ(固有の付加的データ) 【中級】
目的:LUX.addData APIを使用して、メトリック(カートサイズ、A / Bテスト、変換情報)を追跡します。
Written by Steve Souders
SpeedCurveのRUM製品であるLUXには、ページの読み込み時間、DNS検索時間、DOMサイズなどの実際のユーザーWebページから収集された多数のメトリックが含まれています。ユーザータイミングのマークと測定も記録されます。しかし、自社サイトには、その「特有の追跡したい情報」があることでしょう。
ウェブサイト固有な付加的なデータをカスタマーデータといいます。
例としては、
- カートサイズやコンバージョン情報などのビジネスメトリック
- 特定のリソースのダウンロード時間や検索結果の数などのパフォーマンスメトリック
- テストバケットの名前といった、A / Bテスト情報
- アカウントIDやユーザー名などのユーザー情報
- LUX.addData APIを使用して、顧客データをLUXに追加することができます。
- LUX.addData(name, value);
- The examples listed above could be captured like this:
- LUX.addData(‘cartsize’, 128);
- LUX.addData(‘jsonresptime’, 744);
- LUX.addData(‘abtest_buttoncolor’, ‘blue’);
- LUX.addData(‘username’, ‘steve_souders’);
設定にカスタマーデータを追加する
例に示したように、LUX.addData JavaScriptをページに追加したら、次にそれらを設定に追加します。
1.設定に移動します。
2.”Add Custom Metric”[カスタムメトリックの追加]をクリックします。
3.判読可能な名前(「カートサイズ」や「ボタンカラーABテスト」など)を入力します。
4.カスタマーデータ変数を入力します。 LUX.addData( )で使用した名前です。(例:cartsize、abtest_buttoncolorなど)。
5.”Customer Data”[カスタマーデータ]ラジオボタンを選択します。
6.この顧客データ変数の「タイプ」を選択します(次の説明を参照)。
カスタマーデータの 「タイプ」の決定は、変数をプロットするのか、データをセグメント化するために使用するのかによって異なります。
・カスタマーデータ変数をプロットする場合は、”Seconds”「秒」、”Milliseconds”「ミリ秒」、または”Currency”「通貨」を選択します。 前の例ではcartsizeには “Currency”を、jsonresptimeには “Milliseconds”を選択しました。
・セグメント化に顧客データ変数を使用する場合は、「その他」を選択します。たとえば、abtest_buttoncolorに「その他」を選択します。これはテストバケットに基づいてデータを分割したい場合に使用します。例)ボタンの色が「青」と「赤」で分割されたページの読み込み時間など。同様に、usernameに「その他」を選択すると、特定のユーザーのパフォーマンスデータが表示されます。
顧客データの利用
「カスタムメトリック」セクションの「お気に入り」のメトリックのリストに、プロット用の顧客データ変数設定(「秒」、「ミリ秒」、または「通貨」タイプ)が表示されます。他のメトリックと同様に選択して、新しいカスタムチャートを生成することができます。
たとえば、「カートサイズ」と「ページの読み込み」をプロットしたグラフを作成して、より高速なページで、さらに収益が増えるかどうかを確認できます。
「顧客データ」の下の「お気に入り」と「LUX」ダッシュボードには、セグメント化のための顧客データ変数設定(「その他」タイプ)が表示されます。 変数名(「Button Color AB Test」など)を選択し、可能な値のセットから選択することができます。
新しい変数を追加した後は、SpeedCurveダッシュボードのオプションとして利用できるようになるまでに最大24時間かかることがあります。
関連事項:
・LUX APIを使い始める
・JSONPとRUMと並行したプリローダーのA / Bテスト
・いくつのRUMページビューが必要ですか?